こんにちは。
今回もこちらの書籍に登場する母娘のことを語っていきます。
今回は娘さんと被害者である毒母の相性を、シナストリーチャートで読んでいきます。
引用元:二重円のホロスコープを無料で作成|メトロポリタン占星学研究館
今回もこちら2つのサイトを参考にしてあります。
まず娘さんの太陽・月・海王星に母親の水星がスクエア。
そして娘さんの太陽に被害者の火星がコンジャンクション・娘さんの月と海王星にオポジションで、「Tスクエア」を形成しています。
娘さんの主張は母親に悉く否定されますし、母親の言動で傷ついたり苛立ちを感じますし、いかなる場面でも気持ちのすれ違いがあり過ぎて話が合いません。
また母親の太陽には娘さんの火星とスクエア、母親の月には娘さんの金星と同じくスクエアです。
母親は娘さんのちょっとした言動で「挑発された」と感じたり娘さんに対して過干渉が過ぎたりと、こちらも気持ちのすれ違いが多い組み合わせです。
そして母親の太陽には娘さんの天王星がトラインで、娘さんの太陽には母親の冥王星がセクスタイル。
母親にとって娘さんは一緒に居ると個性が強くなる、言ってしまえば他者を見下してばかりなのに依存的でこだわりが強い頑固者な性格が強調されてしまう存在だった。
また娘さんにとって母親は、絶対権威的な存在で影響力は非常に大きかった事が伺えます。
しかし母親の金星は娘さんの水星・火星・木星とイージーアスペクトばかりです。
母親はディズニーものが好きで、娘さんをよくディズニーランドに連れて行ったりしていました。娘さんの浪人時代には自宅近くのショッピングモールの雑貨店に植物を買いに、娘さんを頻繁に連れて来ていたようです。
母親から見ると、娘さんは自分が好きな趣味のことは理解してくれる存在であったようで、少なくともこの時間は本当に楽しかったのではないのでしょうか。
逆に、娘さんの金星は母親の月の他に海王星とのスクエア・金星とのコンジャンクションがあり、母親のネイタル牡牛座月・ネイタル蠍座海王星のオポジションと合わせて「Tスクエア」が形成されます。
母親は娘さんに「生まれたときから医者にしようと思っていた」と口にしていたようです。
生まれた時から自身の夢を叶えるために必要な存在として目を付けられ、常に母親から監視され逃げ出そうとすれば何処までも追いかけてくる。ここまで来るともはや家族ではなく、完全にストーカーのような存在になっていたと思います。
母親が娘さんへの執着を断ち切り、友達のように時々会う程度の関係になれば、それなりに上手くいっていた可能性はあっただけに本当に残念です。
「人は人。関係ないでしょ。目標が違うんだから」
母親は娘さんにそう言っていたようですが、その娘さんも「人」です。母親そのものではありません。
前回の記事にも書きましたが、親が子にすべき事は、子どもが親元から離れてもひとりの人間としてしっかり生きていけるように子どもの生活力を上げ、より良い未来へと繋げていくことです。
しかし被害者である毒母は、親として尊重すべき子どもが選択した希望ある未来を阻み、ずっと監視・暴言・暴力を振るい続けた。
親としての責任よりも自分の欲望を優先した結果、子どもは医者や助産師どころか犯罪者になってしまいました。
「何が何でも子どもを自分が考える特別な存在にする」ことにこだわらなければ、違う人生があったはずです。
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次回で『母という呪縛 娘という牢獄』の話を一旦区切ろうと思いますので、最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
本日も当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。