ただ星を読むだけ。

西洋占星術を通して誰かや何かを語るだけのブログ。不定期更新。

天体の無いハウス

 

こんにちは。

 

今回は、天体の無いハウスについての話になります。

こちらは、出生時間と出生地が判明している方限定の話になりますが、どうぞよろしくお願いします。

 

今回は私のホロスコープを使います。

引用元:ホロスコープを無料で作成!初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館

 

私の場合、第1・2・3・7・8・11・12ハウスに、天体がありません。

その場合、ハウスを区切る線である「カスプ」が指す星座の性質や、星座の支配星がどの位置にあるかで読み解きます。

 

今回は例として第1ハウスを取り上げます。

ハウスについては、参考としてこちらのサイトのリンク先を貼っておきます。

cosmicinyourheart.themedia.jp

 

第1ハウスはアセンダント(ASC)と牡羊座に関連します。

アセンダント(ASC)とは第1ハウスのカスプのことで、第1ハウスはその人の生まれつきの容貌容姿、遺伝的体質、行動パターン、本人の基本的な運命や人生に対する姿勢を示します。

このアセンダントの5度前や第1ハウス内に惑星があると、本人の見た目や基本的な行動パターンにさまざまなバリエーションが含まれます。

 

こちらは以前投稿した「アセンダント(ASC)の話」にもあるように、私のネイタルチャートの第1ハウスは蟹座。惑星はありませんので、そのまま星座の特徴を読みます。

私の場合、大人しい性格とよく言われ、間食も多い方で太りやすいですし、よく人に道を尋ねられたりして、少なくともそんなに圧を感じない顔立ちと雰囲気であるのは確かです。

 

また蟹座の支配星は月。月は第9(10)ハウス牡羊座に位置しております。

第9ハウスは理想・哲学・法廷・法律・宗教・学問・貿易・出版・投資・研究・探求・高等教育・海外との関わりなどを示し、射手座に関連します。

第10ハウスは天職やライフワーク・自身の目標を達成する能力・社会的立場・自己実現・地位や名声・経歴・自発的にする仕事・父親や姑、上司などの年長者や目上の人との関わり方などを示し、MC(ミディアム・コエリ)と山羊座に関連します。

 

月の位置を第9ハウスにあると見た場合、想像力に富み、フィーリングで物事を把握するタイプであり、両親や幼少期の家庭環境の影響が強く、そこから素養が培われる傾向があるようです。知識欲が強く大人になっても学びを続け、学問では特に心理学に適性を見せるとのことです。

しかし牡羊座にある事から、自分が信じている物事に対してとても忠実で、先進的なアイデアや意見を積極的に発信しようとストレートに表現するタイプですが、自分の信念が最上だと思い込み過ぎると、他者の意見を認めず周囲との摩擦が起きやすくなり、事が大きくなると訴訟に発展する場合もあります。

また心の安定や活動範囲を広げたいという気持ちから旅行を好んだり一時的に外国に滞在することもあるとのことですが、ハードアスペクトの影響が強ければ、外国でトラブルに巻き込まれる、法的紛争などを起こすなどの恐れもあります。

 

確かに幼い頃から蠍座太陽の影響もあって人の心に興味があり、大学生時代は心理学を学んでいました。

しかし私の場合、月は牡羊座な上に支配星である火星とオポジションを形成していますので、たとえ自分がその知識を活かして心理カウンセラーになったとしても、人の好き嫌いが激しくすぐ結論を出したがる性格から、上手くいかなかった気がします。

また家庭・自分の居場所などをあらわす第4ハウスに太陽をはじめとする天体が4つも集中していますので、幼い頃に家族に連れられたり、学校の行事で行ったぐらいしか旅行の記憶は無く、現在では日帰りできるくらいの距離しかそう遠くには行かないので、個人的にはそこまで旅行は好きでは無いですね…。😥

 

月の位置を第10ハウスにあると見た場合、心の安定のために仕事の成功や社会的地位を渇望します。大衆から愛されたいという気持ちが強く、サービス業や人気商売、芸能関係などに適性があるとされています。仕事では変化が大きく職業を変える事もあり、それにより転居や盛衰もついてまわります。

なお、こちらも以前投稿した「MC(ミディアム・コエリ)の話」にも記載しましたが、星読みテラスによると、MCと月がコンジャンクションしている場合、社会での役割に心から満足できているかが重要になり、自分が心地よく働けるのであれば、たとえ社会的評価や報酬の低い仕事であっても問題に感じないかもしれないとされています。

そして新しいことにチャレンジしていくことが役割である牡羊座に月・木星があることから、天職は起業家、発明家などのパイオニア、競争力が必要とされる営業やアスリート、その他の分野でも、新しいもの、自分ならではのものをクリエイトできる仕事が向いており、自由な環境で働ける形や、独立独歩のフリーランスのほうが能力を発揮しやすいとあります。

個人的には、月は第10ハウスに位置していると見たほうが、解釈にしっくりくる気がしています。

 

その月は第4ハウス天秤座火星・第5ハウス射手座土星と「メディエーション(調停)」を形成していますので、短気さはある程度抑えられますが、先述した通り、人の好き嫌いが激しくすぐ結論を求めたがり、駆け引きが苦手な気難しい性格しているので、どちらかと言えば人間関係のトラブルを起こしやすい方だと思います。

最近では、知らない人にいきなり声をかけられたので、適当にあしらってしまったところ、逆上されたことがあります。それでも無視してその場を去りましたが…。😞

 

また第5ハウス土星は、娯楽・勝負事・恋愛において、自身の無さや劣等感からあまり上手く楽しめない傾向がありますが、趣味は自分の人生の役に立つモノを好むこと、恋愛は打算的に考えがちなことを意味します。

しかし何事も真面目で真剣に取り組み、実用的で長期的に楽しめる事柄であれば実力を発揮できるとされています。恋愛も一途さと時間をかけた交際で幸せを掴めるとあります。

射手座土星も、親や教師に過度な期待をかけられることで、プレッシャーに悩んだり挫折を経験することがあるとされていますが、精神的向上を強く求め、長期に渡って学問に取り組む勤勉さがある性質とされています。新しい事ヘの恐れを越えて挑戦することで自分らしく生きられることを示してもいます。

 

これらから、語学・スポーツ・法律といった、実用的で自分が時間をかけて楽しめる事柄を趣味として習得することで、短気で気難しい面をコントロールした上で自らの実力を発揮でき、自らの心の安定を得られると考えられます。

私の場合、人の性格や運勢を見た上でその人が何をすれば人生を切り拓けるのかをすぐに読むことができる西洋占星術を趣味として学び、それを仕事に活かすことで心の安定を得られると解釈できるかと思います。

カウンセラーよりもアドバイザーの方が適性がある、ということです。

 

総合的に読みますと、第1ハウスから見た私の人生の姿勢や行動パターンは、大人しく親しみやすい見た目に反してアクティブで独立心が強く、結論を性急に求めたり人の好き嫌いが激しい気難しい一面から人間関係のトラブルが多い。

しかし、つねに学び続けるという精神を忘れず、自身が興味を持った学問を趣味として習得し仕事に活かすことで、短気で気難しい面をコントロールできて心の安定を得られると解釈できると思います。

 

最近は、自らの感情をより上手くコントロールするためにも、法律をしっかり学びたいとも考えています。

 

このように、天体の無いハウスについての解釈の一例を挙げましたが、いかがでしたでしょうか?

ほかの解釈もあるとか、この場合はどう解釈したらいいのかという疑問などかありましたら、是非コメントをお願いします。🙂

 

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本日も当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。