こんにちは。
先日、こちらの本を購入しました。
自分の欲望を我が子に押し付け、わずかでも思い通りにならなければ罵り傷つける親なんて、親の素質どころか人間性を疑います。
なぜこのような事態になったのか。
今回はこちらの母娘のホロスコープを読もうと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
生年月日・出生場所は本書を参考にしてあります。
引用元：ホロスコープを無料で作成！初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館
まず、最終的に加害者となってしまった娘さんのホロスコープを読んでいきます。
蟹座太陽は、
を形成してあります。
また正午生まれの場合、山羊座月は海王星とコンジャンクション、蠍座冥王星とトラインです。
本来の娘さんは、家族・友人思いの優しい性格でだったと思います。被害者である毒母は「アンタの頭にあるのは、ただ自分が好きに生きるためなら人を利用して、裏切ることなんて何とも思わず、その場限りの口から出まかせが幾らでも言えて、バレたら逆ギレをして、最後は逃げる…。結局は自分以外の人間の気持ちなんて無視。(後略)」と娘さんにLINEしていたようですが、そんなことはありません。
看護学科に入学してしばらくの間は、娘さんはあれだけ憎しみ合っていた被害者を思いやりよく旅行に連れて行っていましたし、被害者からの「教養や躾」に感謝していました。第10章でも「帰ったら仏壇やお墓に向かって、ちゃんと申し訳ないということを伝えたいなと思います」と語っていました。終章でも「いずれ自分も、罪を犯した人の立ち直りを支援する人間になりたいーそう考えている」とありました。
また太陽(・月)が冥王星とアスペクトを形成していることから、強い精神力の持ち主である事が伺えます。
被害者の毒母から常に監視され、罵詈雑言を浴びせられ、熱湯をかけられ鉄パイプで殴られ、何度家出して就職しようとしても被害者に見つけられ連れ戻され、何度も自死を考えて…まさに地獄のような家庭環境を生きてきたのです。
結果的に取り返しのつかない事をしてしまったのですが、彼女は本当に頑張ったと思います。
知性を表す水星は蟹座。アスペクトは、
で、火星も木星とセクスタイルで繋いでもう1つの「メディエーション(調停)」を形成してあります。
娘さんは文章を読み書きするのが好きで、書く文章も理路整然としており、事件を担当した検事も「字がきれいだね」と褒めていたようです。
出生時間は不明ですが、蟹座太陽のアスペクトから、医師や助産師よりも看護師が適職だったと思います。
また蟹座水星のアスペクトから小説家やライター、校正・校閲など文章を扱う仕事にも適性があります。
しかし娘さんの金星には冥王星とのスクエアがあります。
金星は愛情を、冥王星は極端さを示します。
この場合は金星のエネルギーを上手く活かさないと、外側からターゲットにされて愛情を過度に要求されたり徹底的にマークされたりと愛情・恋愛関係でトラブルが発生しがちになります。
娘さんの場合、生まれた時から母親にストーカーのように執着され、自身の理想を押し付けられ、自身の心を何度も壊されてきました。母親によって金星のエネルギーを使う機会をほぼ奪われてしまったのは、本当に悲しい事だと思います。
獅子座金星は明るく華やかな事柄を好み、芸術などの創作活動にエネルギーを使う場合もあること、射手座土星は新しい事ヘの恐れを越えて挑戦することで自分らしく生きられる事を示します。
本書ではペンネームをつけて小説を書いていた事を母親に知られ、馬鹿にされたという話がありました。
母親がいた頃は出来なかった事、趣味程度でも構いませんので、小説に限らず何かしらの創作活動を実践するのも良いと思います。
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次に、被害者である毒母のホロスコープを見ます。
引用元：ホロスコープを無料で作成！初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館
太陽は牡羊座のノーアスペクト。太陽ノーアスペクトの場合、行動力、自己主張は強いですが、非常にわがままだったり、人目を気にせず行動をする（暴走する）傾向が強くなります。元々直情的で行動力ある牡羊座に位置していますので、尚更その傾向が強まります。
また正午生まれの場合、牡牛座月は
です。
堅実ですがこだわりが強い頑固者。偏屈で他者を見下しがちで、自身の理想のために嘘をつき、依存的で人間関係や仕事面などに過剰な期待を寄せては失望することが多いために疑り深くなりやすい傾向があります。
水星が火星とハードアスペクト・木星とイージーアスペクトを取っているのは娘さんと同じですが、母親の場合は水星が牡羊座・火星が双子座にありますので、選ぶ言葉はかなり攻撃的。その上火星は乙女座冥王星とセクスタイルですので、批判精神が強く何かにつけて小言を並べます。
牡羊座を支配する火星は外科医を意味する場合があります。知性を司る水星のアスペクトや、土星・海王星・冥王星の「小三角形(ミニトライン)」も見ると、どちらかといえば母親の方が医者に向いているような気がしました。
どうしても医者への憧れと娘さんへの執着を捨てきれないのであれば、まず自身が外科医などになって開業し、娘さんが看護師として母親をサポートするというのが、最も建設的なルートだったのではと思います。
なお牡羊座水星と射手座木星・双子座火星のアスペクトを見ると、記者などマスコミ関係の仕事にも適性があると読めます。
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自分が産んだとはいえ子どもは最初から別の人間です。母親のコピーでも父親のコピーでも、他の誰かのコピーでもありません。
親が子にすべき事は、道徳的にも法的にも自分の行ないが正しいか、子どもに対して正しく振る舞っているのかを常に考え、人間として親としての正しい姿を常に示し、子どもが親元から離れてもひとりの人間としてしっかり生きていけるように子どもの生活力を上げ、より良い未来へと繋げていくことだと思います。
次回はこの母娘の相性を読んでいきます。
それではまた。
