こんにちは。
今回は『遊戯王5D's』のホロスコープを読んでいこうと思います。
皆様どうぞお付き合いよろしくお願いします。
大まかにストーリーを語りますと、階層社会「ネオ童実野シティ」の下層地帯「サテライト」育ちの主人公の不動遊星(ふどう ゆうせい)は、ライバルのジャック・アトラスに奪われた「スターダスト・ドラゴン」を取り返しにシティに向かった事がきっかけで赤き竜の痣を持つ戦士「シグナー」の力を覚醒させられます。
遊星は世界を守るために「シグナー」の仲間たちと共に、冥界の力を持つ「ダークシグナー」たち、裏で彼らを利用していた組織「イリアステル」と戦うことになります。
引用元:ホロスコープを無料で作成!初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館
太陽は牡羊座。第6ハウスに在室しています。
第6ハウスは義務や責任や奉仕などを意味します。
ホロスコープには第6ハウスに太陽・水星・金星・天王星といった天体が多く在室し、太陽以外は魚座に位置してあります。
牡羊座太陽のアスペクトは、第9ハウスに位置するカルミネート天体、蟹座火星とのスクエアのみ。
ルル・ラブア著『占星学 新装版』(実業之日本社)によると、火星のカルミネートは、義理人情を尊び、強者に屈せず弱者を庇うことをモットーとし、決断力もあり、自分の決心を推進していくことを好むとあります。
後に詳しく書きますが、まさに遊星の人柄をあらわしています。
また月は第5ハウス水瓶座で同ハウス・同星座の海王星とコンジャンクションです。
主人公・不動遊星(ふどう ゆうせい)は、基本的に寡黙で冷静沈着で頭脳明晰な性格です【水星が第3ハウス山羊座冥王星とのスクエア】。
寡黙で冷静沈着で頭脳明晰と聞くと、第6作目『遊☆戯☆王VRAINS』の主人公・藤木遊作(ふじき ゆうさく)と被っていますが、遊星の場合は彼の父親である不動博士をはじめとする人々の、遊星歯車に似た形で人の心を読み取る「遊星粒子」がエネルギー源である「モーメント」と呼ばれるエネルギー機関の開発・研究の末に起きてしまった暴走事故「ゼロ・リバース」によって、遊星を含む多くの子どもたちが家族を亡くし孤児となってしまったことへの強い負い目があり、それゆえに仲間との「絆」を大切にし、仲間のためなら良くも悪くも迷わず自分を犠牲にする一面が強調されています【太陽が蟹座火星とのスクエア、魚座金星が山羊座冥王星とスクエア】。
また「この世に不必要なカードなど存在しない」という信条を持っており、それはデュエルにおいて最も重要なのは、モンスターでも魔法でも罠でも無く、デュエリストがカードを信じる心であるとジャックから教わった過去から来ており、彼に裏切られた後でもそれを信じて戦います。【第6・7ハウス牡羊座太陽が第9ハウス蟹座火星とスクエア、第5ハウス水瓶座月が海王星のコンジャンクション】。
ちなみに遊星はファンからネタにされている数々の名(迷)台詞を残しています。
- 「おい、デュエルしろよ」
- 「カードは拾った」
- 「だが俺はレアだぜ」
- 「絆パワー」
- 「どうしてDホイール(作中で登場するデュエルが出来るバイク)と合体しないんだ…」
など。
そこは魚座水星・金星のコンジャンクションの影響だと思います。
そして、第11ハウスに在室する乙女座土星が、第3ハウス山羊座冥王星とトラインです。
第11ハウスは、同じ志を持つ者たちとの交流やそれによって生まれる未来や希望を指します。
遊星たちと敵対する組織「イリアステル」は、自分たちの時代の人々の欲望や誘惑などの悪しき心が引き起こした「モーメント」の暴走によって滅んでしまった未来を変えるために、あらゆる時代への干渉を繰り返していましたが、リーダーである「Z−ONE(ゾーン)」の寿命が尽きかけていて時間に猶予が無くなり、モーメントの破壊以外、自分が破滅の未来を回避した事を見届ける方法が無い、自分が破滅の未来を回避した事を見届けられなければ先に逝った仲間たちに申し訳ないと思い詰め、自身のエネルギー源である「アーククレイドル」をネオ童実野シティに衝突させるという暴挙に出ます。
最終的には「モーメントを歴史から消し去ったところで、人々の心が変わらなければ未来は変わらない」と遊星はZ−ONEの暴挙を否定し、Z−ONEが見た遊星に関するデータには存在しなかったカード「シューティング・クェーサー・ドラゴン」を召喚し、激闘の末にZ−ONEに勝利します。
最後にZ−ONEは遊星から、今の時代を生きる人々に警告を与えてくれたと伝えた事で、今までやってきた事は決して無駄では無かったと知り、自身が希望を託した遊星を守るために「アーククレイドル」のモーメントの光の中に消えていきました。
家庭や故郷を示す第4ハウスには幸運を示す木星があり、第6ハウス魚座金星・天王星とセクスタイル、金星と天王星はコンジャンクションです。
エピローグで遊星は、プロデュエリストになって街を出るか科学者としてネオ童実野シティに残るかを決めるためにジャックとデュエルをし、「仲間たちが帰って来た時に自分達の故郷を誇れるような街にしたい」との思いからネオ童実野シティに残る事を選び、それぞれの人生のためにシティを旅立つ仲間たちを見送りました。
何であれ常に故郷や仲間たちを思い生きてきた、まさに遊星らしい選択だったと思います。
こちらのアニメは『遊☆戯☆王』アニメシリーズの中では、高評価を得ている作品です。
今までこのブログで読んできたヒット作品には、太陽・土星のイージーアスペクトと、金星もしくは火星・冥王星とのアスペクトがありました。
太陽は火星としかアスペクトがありませんが、金星と冥王星のスクエアがあります。
金星は愛情を、冥王星は極端さを示します。
人間の場合は金星のエネルギーを上手く活かさないと、外側からターゲットにされて愛情を過度に要求されたり徹底的にマークされたりと愛情・恋愛関係でトラブルが発生しがちになります。
しかし作品である場合は、金星・冥王星のアスペクトがイージーでもハードでも、人々の心を掴む事がヒットの条件となるのでしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日も当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。