こんにちは。
前回まで西洋占星術を通してアニメの考察をしていましたが、今回はいち個人のホロスコープからこの人物はどう生きるべきだったか読んでいきたいと思います。
引用元:ホロスコープを無料で作成!初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館
個人情報保護のため、生年月日・出生時間・出身地は伏せてホロスコープを公開します。
なお出生時間が不明の場合、PM12:00と仮定し、月の位置もこの時間を基準に計算しますが、ハウスのカスプ(度数)の計算は出来ず月の位置も正確ではないため、それを元に作成したホロスコープを読む際はご注意ください。
太陽は射手座。獅子座の土星と冥王星とトライン、その太陽は冥王星とともに天秤座の海王星とセクスタイルがあり、複合アスペクトの1つである「小三角形(ミニトライン)」を形成しています。
「小三角形(ミニトライン)」は、建設的な方向に向ければ互いの力を補い合う生産性ある関係になります。
獅子座はその明るさとリーダーシップで皆を楽しませ場を盛り上げる頼もしいエンターテイナー気質、天秤座は社交的で誰にでも公平かつ平等に接しようとする平和主義者、そして射手座の性質は知的好奇心が強く、楽観的で新しいモノ好きな自由人です。
ここから推測出来るのは、この人物の基本的な性格は新しいモノ好きで知的好奇心が強く、周りの人たちに公平に接することを理想とし、自分らしく強気に生きたいと願っていた可能性があるということです。
それを考えますと、法律家、翻訳者、通訳、出版関係や外資系の会社を職場に選んだりするなど、常にそれらと関係する環境に身を置くことで太陽の資質を活かせたかもしれません。
射手座に惑星が集中していますし、幸運を示す木星(射手座)が水星とコンジャンクション・海王星とセクスタイル・冥王星とトラインと、太陽と同じく「小三角形(ミニトライン)」を形成していますので、やはり人生をより良いものにするポイントは、たとえ表面的には大人しい性格だったとしても、射手座の性質を存分に活かせる環境に身を置くことだったと思います。
ではこの人物はそれが出来たのか。
No.
この人物は大学に進学までしたのですが、それからは仕事もせずに母親に頼りきりで結婚相手も母親が決め、酒・煙草に耽けながら映画のビデオテープやDVD鑑賞、パソコンを手に入れてからはネットサーフィンや絵を描く練習ばかりしていました。
妻や子どもたちに対して僅かでも気に入らないことがあれば、怒鳴りつけたり物を投げつけたり、最悪な時は暴力を振るうこともありました。
その人物は家庭を持った後も自分の母親と同居を続けており、その母親は息子が甲斐性無いのは嫁のせいだとして毎晩延々と大声で妻を罵り続け、彼女たちは心休まる暇がありませんでした。
耐えかねた妻と子どもたちは家を出ていき、しばらくは自分の母親と同居していましたが、母親が老人ホームに入居したことで実質独り暮らしとなりました。
その人物も母親ももういません。自らの不摂生による病が原因でした。
なぜこのようなことになったのか。
まずもう一度ホロスコープを確認します。
この人物の場合、射手座太陽と木星・天秤座海王星・獅子座冥王星が、複合アスペクトの1つである「小三角形(ミニトライン)」を形成しています。
こちらの複合アスペクト、建設的な方向に向ければ互いの力を補い合う生産性ある関係になりますが、意識して使わなければただ楽な方に流されるだけです。
射手座に太陽含む惑星が集中していますが、射手座は束縛を嫌い自由に生きようとするため、ときに自分勝手と見られやすいです。
また天秤座海王星も、面倒事を嫌い楽したいという考えが頭を占めれば怠惰になりやすく、また付き合う人によって影響を受けやすいです。
獅子座土星・冥王星は自分の思うような展開にならないと、僻んだり攻撃的になったりして、場合によっては全てを失う可能性があります。
つまり我儘で依存的な子どものまま大人になってしまったという事、不運にも木星が、それが許される環境を作ってしまっていたという事です。
ただ、ホロスコープを読むと太陽や木星以外にも原因があることが分かります。
長くなりましたので、次回に続きます。
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本日も当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。