こんにちは。
前回の続きの考察をいたします。
こちらのホロスコープをご覧ください。
引用元：ホロスコープを無料で作成！初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館
こちらのホロスコープの人物は、太陽と木星に恵まれながら、それを活かす事なく人生を終えました。
ホロスコープを読むと、この人物がそうなったのは太陽と木星の幸運に甘んじてしまった事以外にも原因があると読めます。
まず、射手座にある水星が乙女座火星とスクエアである事です。乙女座は真面目で思慮深いのですが、分析力に長ける故に物事を批判的に捉えやすい性質です。
コミュニケーションを表す水星が火星とスクエアである場合、話し方がストレート過ぎて顰蹙を買いやすいです。乙女座火星ですので神経質になりがちで、さらに水星は拡大を示す木星とコンジャンクションですので神経質さが強調されてしまいます。
また愛情を示す金星が、付き合う人によって影響が変わる天秤座海王星とスクエアのみであること。この人物は自分の母親や親族、妻に依存しており、日々の生活はほとんど相手任せでありました。
そして最たる原因は家庭・母親・子どもを示す月がおそらく火星とスクエアである事。出生時間によっては蠍座月として土星とスクエアになったり射手座月として水星や木星とコンジャンクションを形成したりしますが、月と火星がスクエアの場合、短気な一面からトラブルに巻き込まれがちとなります。
また家庭内の不和を意味し、心に安らぎが得難いとされています。
幼少期は母親とその親族と暮らしていましたが、そこでは母親含めた彼らの言うことは絶対で、自分の考えを尊重してもらえなかったそうです。
この人物は自分の母親に向かって「母親らしいこと何ひとつしなかったくせに」と言っていたそうです。
また妻たちが家を出ていった原因を妻子や母親の責任として擦り付け、自らの言動を反省することは無かったようです。
この人物はどうすればよかったのでしょうか？
まず最初に書いたように、射手座に太陽含む惑星が多くありますので、射手座の性質を上手く活かした環境に身を置くのがこの人物のベストだったと思います。
また射手座や火星はスポーツを表すことがあるため、趣味でもいいので何か自分が夢中になれるスポーツなどアウトドア系のモノを見つけることが出来れば、射手座のアクティブな性質や月と火星のスクエアによる衝動性を昇華させられたかもしれません。
金星と海王星のスクエアに関しては、映画鑑賞や自ら絵を描くことで昇華させていましたが…。
しかしまだ他にこの人物が他にすべき事あったはずです。それは何だったのでしょうか？
前回の記事の通りこの人物の場合、射手座太陽と木星・天秤座海王星・獅子座冥王星が、複合アスペクトの１つである「小三角形(ミニトライン)」を形成しています。
こちらの複合アスペクト、建設的な方向に向ければ互いの力を補い合う生産性ある関係になりますが、意識して使わなければただ楽な方に流されるだけです。
やはり自らが我儘で依存的な子どもとしての一面があると自覚した上で、如何にしてその性質を昇華するか、家庭環境が悪いなら如何に建設的な方法でそこから抜け出すか、自分に出来る事は何かを考え実行すべきだったと思います。
厳しい言い方になりましたが、そのくらいでないとこの人物の人生をより良いものにする事は出来なかったと思います。
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