ただ星を読むだけ。

西洋占星術を通して誰かや何かを語るだけのブログ。不定期更新。

『遊☆戯☆王SEVENS』の占星術的考察② ※ネタバレ注意

 

こんにちは。

 

今回も『遊☆戯☆王SEVENS』の占星術的考察を行いたいと思います。

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今回は金星がメインの話になります。

 

こちらのホロスコープをご覧ください。

 

引用元:ホロスコープを無料で作成!初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館

 

この金星をSEVENSのメインヒロインである霧島(きりしま)ロミンを中心に読んでいきたいと思います。

 

彼女は小学生バンド「ロアロミン」の人気ギタリストであり、成績優秀・スポーツ万能、おしゃれで超食いしん坊な女の子です。

 

ホロスコープの金星は第1ハウスに在室し、星座は双子座に属しています。

 

まず、第1ハウス(ASC)に注目します。第1ハウスはその人の生まれつきの容貌容姿、遺伝的体質、行動パターン、本人の基本的な運命や人生に対する姿勢を示します。

 

こちらのホロスコープでは、牡牛座に第1ハウスのカスプ(度数)があり、さらにその先の双子座に金星があります。

 

ここで、美・芸術・音楽を表す金星が第1ハウスのカスプ(度数)牡牛座26°51‘に近い位置にあるのが確認できると思います。オーブ(許容誤差)は4.4度なので0度=コンジャンクションアスペクトを形成しています。

 

第1ハウスのカスプのことをアセンダント(ASC)と呼び、これに金星がコンジャンクションを取っている場合、容姿に恵まれたり愛嬌の良さから気に入られやすいとされています。

 

実際、第14話で目を潤ませてガクトに甘えたり第29話ではカイゾーにあざとくお願いをする場面があったり、第67話では魔法少女にコスプレをした後、自身のことを「ザ☆美少女ロミン!」と名乗るなど、至るところで自身の容姿の良さを自覚している描写があります。

 

そしてこのホロスコープの金星、キレイなくらいに第9ハウスの4つの天体・火星、木星土星冥王星とトラインを形成しており、いかにこのホロスコープの金星が恵まれているのかが分かります。

 

なお、西洋占星術には「5度前ルール」というものがあります。今回の場合、水瓶座2度に位置する火星の4.77度後に第10ハウスのカスプ(度数)・水瓶座7度があるため、第10ハウスの解釈も可能と読むことが出来ます。

 

放送初期には空腹などで我慢を重ねると「我慢が限界モード」に達し、デュエルの腕が飛躍するけど自我を失くして暴走する場面が多々ありましたが、第40話で我慢はもうしない、音楽もラッシュデュエルもやめない、好きも嫌いも我慢せずいいものをどんどん取り入れて大好きな夢を追い続けると心境を改めました。

 

双子座は好奇心が強くさまざまな事に興味を持ち、フットワークが軽い性質です。

 

金星がその双子座にありますので、音楽やデュエルはもちろん、本人が好きなものや気に入ったものを積極的に追求する(第9ハウス土星木星冥王星、火星←第10ハウスと一緒)ことが、ロミンがより良い人生を生きるポイントになると思います。

 

また金星は遊び=ラッシュデュエルを意味すると考えると、この作品の命題である「デュエルの王とは何か」の道のりに繋がる気がします。

 

個性的なライバル達と闘い(水瓶座火星)、ラッシュデュエルを否定したり利用しようとする者達からの試練を乗り越え(水瓶座土星)、デュエルを守り(山羊座木星)、最終的には子ども達が窮屈な思いをするデュエル環境を変えた(山羊座冥王星)。

 

最終回で遊我ともオーティスとも取れる人物が地球に帰還しましたが、ちゃんと遊我として皆と再会してほしいと思います。

 

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