こんにちは。
西洋占星術には「逆行」という用語があります。
「逆行」とは?
天体が逆に進んでいるように見える現象のことで、実際には逆に進んでいるわけではないのですが、天体同士が追い抜いたり追い抜かれたりする際、そのように見えるということです。
通常は順行ですが、逆行している天体は[R]と表記され、それが順行に戻るときに[D]と表記されます。
(中略)
では、天体が逆行するとどうなるのか?
それは、以下のようなことが起こります。
- 現実や未来のことではなく、過去のことに目がいくようになる。例えば、忘れ物をとりに帰るようなイメージ
- 短期的、表面的なことが気になる
- 普段は意識していなかったことに目がとまる
- 俯瞰ではなく、ピンポイントに目がいくようになる
引用元:池田書店 絹華『ホロスコープが読める西洋占星術 LESSON BOOK』 2023年、234頁
西洋占星術では太陽・月以外の天体がその現象を起こすとされ、ネイタルチャートに逆行がある場合、天体の影響をスムーズに受け取れなかったり、逆に受け取りすぎてしまったりして、その天体が関係する事柄に対して、生きづらさや苦手意識、違和感を感じやすいとされています。
なお、トランスサタニアンとよばれる天王星・海王星・冥王星は、影響があっても気づきにくい、と言われているようです。
私の場合
私のネイタルチャートには水星と木星に逆行があり、特に水星に関する事には、これまで生きてきてずっと他人とは違う生きづらさや違和感を感じていました。
水星逆行生まれの人の特徴は、
- 自己表現が苦手
- 口下手
- おしゃべりが過ぎる
とあり、Keiko公式|月星座WEBマガジン Moon Signによれば、「本音をあまり見せず、思考を表に出さない傾向がある」と記載されています。
私の場合、物心ついた頃から無口で、他人とのコミュニケーションは雑談すらもままならず、相手から強気に出られると頭が真っ白になってしまい、反論も何も返せなくなる傾向があります。
それは太陽・金星・冥王星が蠍座であること、水星が天秤座であることが原因なのでしょうが、この逆行も理由の1つなのだと思います。
また、木星逆行生まれの人の特徴も、瞬時に願いが叶う!占星術&タロットと、楽しむスピリチュアル。によれば、ルーズさが際立つということで、
- なかなかやる気になれず、何かにつけて面倒に感じる
- 物事を進める力が鈍ってしまい、直面した現実に立ち向かおうとはせず、そのままにしてしまう
- 考え方がポジティブになりすぎて、究極の楽観主義者になってしまう
- 木星を象徴する"幸運"からの逆行ということで、なかなか努力が認められないことも多い
とあります。
確かに私には遅刻癖があり、家族に急き立てられないと時間ギリギリに学校や職場に到着したり、最悪の場合は始業時間を過ぎた後に到着してしまい、お叱りを受けたことが多々ありました。
また、お金を稼いでもすぐ散財してしまい、貯金はそれほど無いのが現状です。😭
これに関しては、太陽と冥王星のコンジャンクション、水星・火星と木星のオポジション、「涙の度数」と言われる29度に金星が位置しているのも関係しているかもしれませんが、木星逆行の影響も絡んでいるということでしょう…。
どうすれば良いのか
ネイタルチャートの水星が逆行である場合、自分の気持ちを書いてみたり、話しやすい人に考えを聞いてもらったりすると、思いをスムーズに言語化できるようになるとあります。
木星の逆行も同様に、新しいことに挑戦する、倫理的な事を学び、面倒な事にも向き合うなどをするとスムーズに前に進めるとのことです。
私も昨年からブログを始めましたが、これも1つの方法なのでしょう。
なお、逆行は必ずしも悪い意味ばかりではなく、「過去と向き合う」「内省する」「見直しには良い時期」と言われており、
なぜ上手くいかないのか、どうすれば改善できるのか、何か忘れている事は無いか、
などを、深く考えたり考え直したりいろんな角度から思考して、物事を見つめ直すと良いとあります。
また、逆行天体が無いのが100%良いというわけでもないのは、これまでいろんな方々のホロスコープを読んできたことから知ることができます。
ハードアスペクトが、必ずしも悪い意味だけを示しているわけでもないように。
今後は、逆行も小惑星や感受点と同様に、補足として読んでいきたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日も当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。