こんにちは。
6月7日にガイナックスが公式サイトにて、5月29日に会社破産の申立をおこない受理されたというニュースがありました。
引用元：ホロスコープを無料で作成！初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館
ホロスコープを確認すると、一見良さそうなチャートで、不祥事や破産などとは縁遠いように見えますが、なぜこのような結末を迎えてしまったのでしょう？
まず、太陽・月を含む4つもの天体が、真面目で厳格な性格から堅実な経済観念と優れた実務能力を持つとされる山羊座に位置していたにも関わらず、創立時から常に資金難に苦しみ、1997年には製作委員会が『新世紀エヴァンゲリオン』関連商品の窓口をガイナックスに移したため、各種グッズの版権収入が直接入るようになったものの、1999年の脱税事件、改善されることのない放漫経営、株式会社カラーによる2016年の貸付金1億円の支払いを求める貸金返還請求訴訟、2019年12月には当時のガイナックス代表取締役が未成年への性加害で逮捕されるなど、不祥事が相次ぎました。
山羊座は頑固で融通の効かない、忍耐強く良くも悪くも自身が決めたやり方にこだわる一面があり、1999年、ガイナックスの脱税事件をきっかけに取締役に就任した当時のスタッフである庵野秀明さんが、給与体系や社内システムの改善を進言しても聞き入られなかったり、2012年ごろから経営が悪化しても放漫経営を続けていたりと、ガイナックスの運営には山羊座の悪い面が強調されてしまっていた。
チャートの中で唯一のハードアスペクトである水瓶座火星・蠍座土星のスクエアも、ストレス(負債)を溜め込みやすく常識やモラルを無視した行動から、挫折や事故・不名誉な事件に遭いやすいとされています。
また山羊座太陽は、同星座の海王星とコンジャンクション、2天体は水瓶座火星・蠍座冥王星と「小三角形(ミニトライン)」を形成しています。
芸術面での才能を持つ職人気質で進取の気鋭に富み、特定の事柄に対して他とは違う独創的なやり方で徹底的に取り組みますが、夢見がちで現実に疎いところがあります。
『王立宇宙軍 オネアミスの翼』から始まり、『トップをねらえ！』『ふしぎの海のナディア』など、クオリティーの高い作品を次々に打ち出したこと、一方で草創期は完成度の高さを求めるあまり常に赤字続きであったりなど、見通しの甘い運営が続いていたことが、それを示しています。
そもそもガイナックス設立の経緯が『王立宇宙軍』制作のためだけのもので、費用の予算超過分の返済のために経営を継続することになったわけですから、明確な経営ヴィジョンなど無かったのだと思います。
この状況で40年ほど続けられたことが、むしろ奇跡だったかもしれません。
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