ただ星を読むだけ。

西洋占星術を通して誰かや何かを語るだけのブログ。不定期更新。

『遊☆戯☆王SEVENS』の占星術的考察④ ※ネタバレ注意

 

こんにちは。

 

今回も『遊☆戯☆王SEVENS』の占星術的考察をしたいと思います。

www.tv-tokyo.co.jp

 

前回の火星の続きで残る2人、ネイルとアサナの話をします。

こちらのホロスコープをご覧ください。

引用元:ホロスコープを無料で作成!初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館

 

こちらの火星は、第9ハウス水瓶座に属しており、同じハウス・星座の土星コンジャンクション、第1ハウス双子座の金星とトライン、第12ハウス牡牛座の天王星とスクエアを形成しています。

 

なお、西洋占星術には「5度前ルール」というものがあります。今回の場合、水瓶座2度に位置する火星の4.77度後に第10ハウスのカスプ(度数)・水瓶座7度があるため、第10ハウスの解釈も可能と読むことが出来ます。

 

今回取り上げる3人目は西園寺ネイル。火星を人物に例えた場合、ホロスコープの解釈に最も近い人物かもしれません。

 

ネイルは3歳の頃に遊び感覚でゴーハコーポレーションのシステムにハッキングして衛生を落としたことで、代わりの遊びとしてデュエルを両親から与えられ5歳で大会で優勝したことでゴーハの社員からスカウトされた経緯があります。

 

ゴーハ市内全域に広がる地下空間と全世界のデュエルの管理と統制を任されるほどの天才的なプログラミングとデュエルの実力を持つ少年です。

  • デュエル特別顧問という相当の権限を持つ立場(火星・土星コンジャンクション)
  • 幼少期の時点で反社会的な行動をするほど危険なまでの聡明さ(水瓶座火星・土星水瓶座の支配星である天王星とのスクエア)
  • 普段は特定の人物しか知らない場所で活動していること(第12ハウス天王星)
  • 自らの居城「ヘイブン」の前に「ヘイブン参道仲見世通り」をこしらえたりするなどの妙な親しみやすさ(火星・土星と金星がトライン)
  • 独自の思想「セツリ」に従い行動し、追求する姿勢。(水瓶座土星が第9ハウス在室)

彼が考える「セツリ」というのは独特過ぎて個人的にはよく分からないのですが、こう並べてみるとやはりネイルは水瓶座火星の影響が最も強い人物だと思います。

 

ラストは六葉アサナです。彼女はゴーハ第6小学校の「重騎デュエルクラブ」部長の小学6年生にして、ゴーハ市の発展に貢献してきたムツバ重機の令嬢。規律と伝統と誇りを重んじる性格から部員たちに慕われており、R6(アールシックス)という重機を乗りこなす重騎乗りです。その重機への愛情は第32話サブタイトルに「重騎愛づる姫君」とつくほど(火星・土星コンジャンクションに金星のトライン)。

 

そんな彼女は当初、何事もオリジナルを受け継ぐことこそが絶対で、ゴーハ社のゴーハデュエルを改造したラッシュデュエルを歴史への冒涜とみなして遊我たちと敵対していましたが、それはSEVENSの時代には存在しなくなったムツバ重機を復活させるためでした。

 

第39話では時代が変わりゴーハ社のドローン技術が進むにつれ、業績が悪化したムツバ重機はゴーハ社の重機製造部内に吸収され、同時にゴーハ社は(R6含む)旧型重機のサポートを終了。アサナはゴーハ社に再生産を要求したが断られ続けていたところ、ラッシュデュエルを潰せば要求に応じるというゴーハ社長からの取引を受けたという真実が明かされました(第12ハウス牡牛座天王星とのスクエア)。

 

後に遊我によってムツバ式移動デュエル装置R零号(アールゼロごう)が発見され、ムツバの先祖も流用パーツを使って改造し、試行錯誤の末に重機を製造していた事実が明らかになったことで考えを改め、第90話ではゴーハ社長兄弟から協力を申し込まれた際、「これからは互いに未来へと続く道を踏み固めよう」と返しました。

 

スクエアは一般的に凶座相と呼ばれますが、必ずしも悪い方向に向かうばかりではなく、自らの才能を活かす力になったり、障害を乗り越えるための力にもなり得るのです。

 

今回でこの火星の話はここまでにしておきます。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次回で、『遊☆戯☆王SEVENS』の考察を一旦終了したいと思います。

 

本日も当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。