こんにちは。
今回は現在ブームとなっている「異変探しゲーム」の元である『8番出口』のホロスコープを読んでいきたいと思います。
こちらのゲームの作者さんの公式Ｘで、2023年11月29日PM20時01分にリリースをお知らせしておりましたので、その日時の東京に設定します。
引用元：ホロスコープを無料で作成！初心者でも簡単 運勢も診断できる。|メトロポリタン占星学研究館
まず、太陽は第5ハウス射手座。同ハウス射手座火星とコンジャンクションで、2つの天体は第8ハウス魚座土星とスクエアを形成します。
娯楽をあらわす第5ハウスに、ゲーム自体を示す太陽・情熱やエネルギーの方向性などをあらわす火星があるのは象徴的です。
しかし『8番出口』の登場キャラクターは、基本的にスーツ姿の男性のみで、プレイヤーはその男性とすらも交流できません。
異変探しでも、スーツ姿の男性ではなく双子らしき若い男性2人が立っていたり、壁に同化した人物がいたりしますが、やはり交流はできず、すぐに引き返さないと彼らに襲われゲームオーバーになってしまいます。
『完全版 心理占星術入門(文春e−Books)』には、第8ハウス土星に関してこう記されています。
人と心の底からオープンにつきあうのが苦手な人が多い。というのも人と深く関わることで自分を見失うのが恐いからです。
岡本翔子 『完全版 心理占星学入門(文春e−Books) 』 文藝春秋、2020年、157頁。
プレイヤーをあらわす月は第12ハウス蟹座にあり、第10ハウス牡牛座木星とセクスタイルで、第6ハウス射手座水星・第8ハウス魚座土星とは「メディエーション(調停)」を形成します。
また水星は、第9ハウス魚座海王星とのスクエアも形成しています。
第12ハウスは目に見えないもの・秘密・スピリチュアル・内省・カルマなどを意味します。
「カルマ」に関しては、micaneのサイトで以下のように説明されています。
「カルマ（業）」とは、前世の積み重ねの影響のことを表します。
人間が未来に向かって良い方向へと進むためには、過去の自分を顧みたり、罪や悪を克服する可能性が大切です。
カルマはそのような過去の自分を乗り越えるために存在し、未来に向かって進化するために与えられた今世の課題といってもいいでしょう。
どこか「カルマ」というと悪いイメージや怖い印象を持ちますが、恐れおののくようなものではなく、自分自身の過ちを乗り越えるチャンスが与えられているとポジティブに解釈することが大切です。
引用元：ドラゴンヘッドをホロスコープで読み解くカルマの意味！ハウスの組み合わせで今世の生き方を知る|micane
『8番出口』はループする地下通路で異変を見つけた時は引き返し、異変が無ければ進む…を繰り返すことで脱出を目指すのですが、上記の「カルマ」の説明とほんの少し似ているように思えるのは気のせいでしょうか。
また健康をあらわす第6ハウスに水星が在室しています。水星は情報や交通機関などのほかに、手、気管、声帯、脳、耳、神経全般に対応しており、17世紀に活躍した薬草学者にして占星術家のニコラス・カルペパーも、水星は脳（特にその理性的な部分）、舌、手、足、移動力と関連づけていました。
『8番出口』や『新幹線 0号』などの異変探しゲームは3Ｄを使用したものが多いです。
3Ｄ映像では視覚以外の刺激を感じられないことから、脳の視床下部が混乱し自律神経に乱れが生じるために、吐き気や嘔吐・めまいなどの症状が現れるらしいです。こちらに「3D酔い」に関して詳しく書かれた記事のリンク先を貼っておきます。
駅の地下通路といった身近な場所が舞台で、ルールや操作が簡単でホラー演出もあり、まずは地下通路からの脱出を目指し、次にゲーム内の全ての異変を見つけ、その後はどれだけ早く脱出できるか時間を計るといった、3段階の目標を自分で決めることが出来るといった楽しみ方もあるのが人気の理由のようです。
ただ、事前にネタバレを見てどこに異変があるのか知っていたとしても、実際にプレイして異変を見つけるのに目を酷使し、かなり集中力を使うらしいです。
水星と海王星のスクエアもあり、私自身も実況動画で見ただけでも画面酔いしそうになりましたので、ご自身でゲームをする際は体調に気をつけながらプレイしてください。
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以前からこちらでは、
これが当てはまるのが、作品のヒットの条件ではないかと考察をしています。
今回は、金星と冥王星のスクエア・火星と冥王星のセクスタイルがあります。
これらのアスペクトは、人々の心を引きつけるのに十分なくらい強力です。
なお、以前は太陽と土星のイージー・アスペクトも共通点の1つと考えていましたが、さまざまなヒット作品のホロスコープを見ていくうちに、そちらは当てはまらないのではないかと思い、これまでの記事も訂正しております。
ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございません。
また最近、金星・火星と冥王星のアスペクト以外の共通点もあるのではと、考えるようになっています。
そちらに関しましては、別の記事に書いていくつもりです。
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現在こちらのゲームの作者さんは、続編の『8番のりば』を制作中とのことです。ただ異変を探すだけでは無いゲームになりそうで、『8番出口』や異変探しゲームがお好きな方々にとっては次回作が楽しみではないでしょうか。
本日も当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。
それではまた。
